確定申告をするときは何が経費になるのか気になる人も多いはず。
そこで今回は「Webライターが経費にできるもの」をまとめました!
私は税理士ではありませんが、青色申告会の先生や税理士さんに相談しながら経費にしていいもの・ダメなものについて直接学び、これまで3回確定申告をしました。
これから確定申告をおこなうWebライターの方はぜひ参考にしていただければと思います!
目次
Webライターは確定申告で経費を計上しよう
確定申告では、売上から経費を差し引いた「所得」に対して税金がかかります。
つまり、経費を正しく申告すれば税金の払いすぎを防げるのです!
所得に応じて税金の納税額がかわるので、経費はおざなりにせずきちんと計上しましょう。
Webライターが確定申告で経費にできるもの10選
Webライターが経費にできるものは以下の通りです。
- パソコン代
- ネット回線
- ガジェット品
- デスクや椅子
- 家賃・光熱費
- 書籍・サロンの会費
- サーバー代
- 有料ソフト
- カフェの作業代
- 外注費
考え方や具体例もまじえて紹介するので、ご自身も経費にできるものがないか探してみてください。
パソコン代
Webライターの仕事をするために購入したパソコンは経費にできます。
ただ、金額によって勘定科目が違うので注意しましょう!
・10万円未満は「消耗品費」
・10万円以上は「器具備品」
また10万円以上のパソコンは一括で計上せず、数年にわたって減価償却するパターンもあります。
計上方法に不安があるときは、のちほど紹介する青色申告会か税理士の先生に聞いてみてください。
ネット回線
仕事をするために使用するインターネット回線の利用料も経費にできます。勘定科目は「通信費」。
ただプライベート分も含まれる場合は「按分(あんぶん)」を利用しましょう。
私はソフトバンクのインターネット回線と、iPhoneのテザリングを仕事に使っているのでどちらも按分しています!
ガジェット品や小物
Webライターの仕事のために購入したガジェット品や小物も経費になります。勘定科目は「消耗品費」です。
- 名刺
- マウス
- マウスパッド
- オンライン会議用のマイクやカメラ
このようなものは経費になるので、忘れずに記帳しましょう!
デスクや椅子
仕事用のデスクや椅子も「消耗品費」として経費扱いになります。
レンタル家具の場合は、購入したわけではないので「レンタル代」として計上します。
家賃・光熱費
家賃や光熱費も仕事に使っている分は按分して経費にできます。
家賃の按分の考え方としては「仕事に使っている広さ」から計算することが一般的です。
たとえば、家のスペースの4分の1を作業用に使っているなら、家賃の25%を経費にします。
また光熱費については主に電気代が該当します。
電気代の按分は「家にあるコンセントの数」から逆算することが一般的です。
税務署から指摘されたときに、きちんと内訳を言えるように記録しておきましょう。
書籍やサロンの会費
Webライターの勉強のために使ったお金も経費にできます。
- Webライティングや文章術に関する書籍
- Webライターのオンラインサロン会費 など
仕事のために学んだものは、「新聞図書費」や「研修費」として経費に計上します。
ブログのサーバー代
Webライターの実績を提示するためのポートフォリオや営業窓口のひとつとして、ブログを作る人は多いと思います。
ブログを運営するために必要なサーバー代も経費として計上できます。
有料ソフト
仕事のために購入した有料ソフトも経費になります。
たとえば私は以下の有料ソフトを利用しています!
- Googleドライブ:記事の執筆や保管用
- Chatwork:お客さんとの連絡用
- Vimeo:お客さんとのやり取りや記事の添削用
- Canva:サムネイル制作用
このように、仕事を進めるのに欠かせないソフトは経費にして大丈夫です。
勘定科目は「通信費」もしくは「消耗品費」にしています。
カフェの飲食代
Webライターの方はカフェで仕事をしたり、クライアントと打ち合わせしたりすることもあると思います。
その際に支払ったコーヒー代・飲食代も「作業費」として経費にできます。勘定科目は「会議費」です。
勉強会など目的が変わるときは「研修費」、オフ会や情報交換会などは「交際費」にしてもいいでしょう。
他のWebライターに支払った外注費
他のライターさんに仕事を外注した際は、支払った報酬額が経費になります。
勘定科目は「外注工賃」として計上しましょう!
外注されている方は忘れずに申告してくださいね。
Webライターの仕事で経費にならないもの
基本的な考え方として、経費になるかどうかの境目は「仕事に必要かどうか」です。
たとえば以下のものは経費になりません。
- プライベートで利用した飲食代
- 私生活分の家賃や光熱費、ネット回線代
- 住民税や健康保険料
上記以外に、仕事に関係ないものはすべて経費の対象外となります。
なんでもかんでも経費になるわけではないので注意しましょう!
Webライターが確定申告のためにやること3つ
Webライターが確定申告のためにやることは以下の3つです。
- 書籍を読んで経費について勉強する
- 会計ソフトを使って記帳
- 確定申告前にプロにチェックしてもらう
私は上記の順序を踏んで、独立後3回の確定申告を乗り越えてきました!
それぞれのステップでやるべきことを詳しく解説しますね。
①書籍を読んで経費について勉強する
会計や経理について自信がない人は、まずは書籍を読んで基礎を身につけましょう。
本を選ぶときのポイントは以下の通り。
・個人事業主や副業ワーカー向けである
・税理士が執筆・監修している
・内容がわかりやすい
私は以下の本を読んで基本を勉強しました!
どちらもわかりやすくイチから確定申告について学べるのでおすすめです!
②会計ソフトを使って記帳
次に本を読みながら会計ソフトを使って、日々の出金記録を記帳します。
おすすめの会計ソフトは「弥生会計」です。
弥生会計は会計ソフトの大御所のようなサービスで、機能の豊富さが特徴。困ったときに質問できるサポートサービスもあります。
やよいの青色申告オンライン③確定申告前にプロにチェックしてもらう
確定申告について勉強したり、自分で記帳したりしても「合ってるか不安…」と疑問を感じる人もいるはず。
不安がある方は、確定申告の前にプロにチェックしてもらうことをおすすめします。
方法としては「青色申告会に入る」「税理士に依頼する」の2つの方法があります。
青色申告会に入る
地域の青色申告会に入れば、記帳のやり方や申告書類のサポートまで細かくフォローしてもらえます。
年会費は2万円ほどと格安なので、「確定申告が不安だけど税理士に依頼すると高そう…」という人におすすめです。
税理士に依頼する
確定申告の内容が不安なときは、税理士の方に見てもらうのが一番安心です。
私はWebライター3年目になってからは経理と確定申告業務を外注しており、税理士さんにアドバイスをいただいています!
「どうやって税理士の人に依頼すればいいの?」という方には、自分にあった依頼先を探せるココナラがおすすめです!
複数の税理士の方がサービスを出品しているので、実績や口コミを見て安心できそうな方にお願いしてみましょう。
≫ココナラで税理士に依頼するまとめ:Webライターの確定申告は経費が肝心!
Webライターの確定申告の際は、経費をきちんと計上することが大切。
経費を計上しないと、税金を不必要に多く支払ってしまう可能性があります。
最初は「うまくいくか不安」「わからないことだらけ」と思うかもしれませんが、基礎知識や手順を知っていれば確定申告は怖くありません。
心配なときは青色申告会や税理士の方の手を借りながら進めてみてください。