Webライター初心者の方はこのように、提案文の書き方について悩むことがあるのではないでしょうか?
そこで今回はWebライターが提案文を書くコツと、クライアントの心をつかむためのポイントをまとめました。
私自身はディレクターとしてライターに記事を発注する側も経験しているので、さまざまな提案文を読んだ経験があります!
提案文は第一印象を決める大事な場です。
作るときのポイントは以下の通り。
・スキルや実績、やる気を見せる
・相手に提供できる価値を書く
提案文に盛り込みたい内容もあわせて解説します!
本記事を読めばクライアントの心をつかむ提案文を書けて、仕事を受注できる確率がアップするはずです!
現在Webライターとして頑張っている方はぜひ参考にしてくださいね。
提案文は第一印象を決める場
提案文とは、Webライターが仕事に応募する際にクライアントに提出する文章のこと。
志望動機や略歴、自己PRや実績などを書いて出すのが一般的です。
そのため、適当に作った提案文はすぐにバレるんです。コピペした提案文もすぐわかります。
そしていい提案文を作らないと、仕事につながらないのでWebライターとして稼ぐことはできません。
したがって案件ごとに内容をカスタマイズして、相手に刺さる提案文を作ることが大事です!
提案文で見られる3つのこと
提案文でクライアントが見ているのは以下の3点です。
- 信頼できる人かどうか
- スキルや実績、やる気があるか
- どんな価値を提供してくれるか
これらを満たす内容を書くことを意識しましょう!それぞれのポイントを深堀りします。
信頼できる人かどうか
1つ目に見られているのは信頼できる人かどうかです。
- 略歴や人柄に問題はないか?
- 第三者の口コミは著しく低くないか?
- 途中で連絡がぷっつり途切れたりしないか?
- 丁寧に対応してくれそうか?
クライアントはこのような心配をしています。
まずは「自分はちゃんとしている人です」とアピールすることを意識しましょう。
スキルや実績、やる気があるか
2つ目に見られているのは、スキルや実績、やる気があるかどうかです。
クライアントは「求めるレベルに見合う成果物を出してくれる人」を求めています。
そのためには、自分がどんな記事を書いたのか見せられるポートフォリオを作りましょう。
もし初心者でスキルや実績をアピールできなくても、スピードの速さや対応の丁寧さでカバーできるので安心してください!
どんな価値を提供してくれるか
3つ目に見られているのは、どんな価値を提供してくれるのか?です。
ここが一番重要な部分といっても過言ではありません。
相手がメリットを感じなければ「この人に発注したい!」と思ってもらえないからです。
実績やスキルがある場合は、その仕事にどうやって活かせるのか、相手の成果にどう貢献できるかを書くといいでしょう。
このように思う人もいるかもしれませんが、スキルや知識がなくても提供できる価値は色々あります!
- 記事に盛り込める知識や経験(前職で得た知見など)
- 記事を書くときに心がけていること(入念にリサーチをしている、間違った情報を書かないようにしているなど)
- 質の高い記事を書くために勉強していること(SEOの本を読んで学んだ内容など)
初心者の方はこのような内容を盛り込むといいと思います。
提案文に盛り込む5つの項目
ここからは提案文に盛り込みたい項目を紹介します。先に全部お見せするとこちらの通りです!
- 挨拶・自己紹介
- 経歴、略歴
- 実績(もしくはやる気)
- 自己PR
- 補足と締めの文章
ただ前提として、以下の注意点があるので気を付けてください!
前提②すべてを盛り込む必要はなし。カスタマイズしよう
それぞれ詳しく見ていきましょう!
前提①既定のフォーマットがあるならそれに従って書く
もしクライアントから指定されたフォーマットがあるなら、その内容に従って書きましょう。
フォーマットにないことを書いたり、質問に答えなかったりすると「ちゃんと募集要項を読んでいない」とマイナス評価になるからです。
これから紹介する項目はあくまで参考にして、フォーマットがある場合はそちらを優先してくださいね!
前提②すべてを盛り込む必要はなし。カスタマイズしよう
もうひとつの前提として、これから紹介するすべての項目を盛り込む必要はありません。
長すぎる文章を読みたくないクライアントも存在するからです。
すべて記入すれば丁寧な印象になりますが、相手がサクサクやり取りしたい人なら必要な箇所だけピックアップして盛り込むといいでしょう。
項目①挨拶・自己紹介
最初は簡単な挨拶と志望動機を書きましょう。
副業ライター、専業ライターなど、自分が何をしているのか肩書を入れると親切です。
項目②経歴、略歴
自己紹介に続けて、経歴・職歴をできる限り詳しく記載しましょう。
信頼性を高めるなら、履歴書のように具体的に書くのがベターです◎
ただ副業ワーカーなど身バレしたくない方は、ぼかして書いても大丈夫です!
2014年 〇〇大学を卒業
2014年 〇〇会社に就職し営業職に従事
2019年 〇〇会社へ転職し営業職に従事
2020年 フリーランスライターとして独立
2021年 〇〇メディアの制作に携わる … 」
ここでは信頼性を得ることが目的なので、案件に関係ない情報は伝えなくてOKです。
例えば英語に関連する記事を書くなら「英文学科出身でTOEIC800点を取得しました」と伝えるのはアピール要素になります。
しかし、まったく関係ない分野の案件なら英語に関するプロフィールは不要です。
項目③実績(もしくはやる気)
スキルがわかるような実績(公開許可をもらった記事や自分のブログ)を載せましょう。
実績は、応募する案件と関連性が高いものを優先的に書くのがおすすめ。
数が多い場合は、提案文には2~3個のみ記載し、残りは別サイトにポートフォリオとしてまとめると親切です。
・〇〇メディアにて記事を執筆
URL:~~~
・〇〇メディアにて記事を執筆
URL:~~ …
その他の記事はポートフォリオにまとめております。
URL:~~」
項目④自己PR
自己PRでは、案件に貢献できる点をアピールしましょう。
一番大事な部分なので、内容によってカスタマイズすることをおすすめします。
アピールできるスキルや実績がなければ、仕事をするにあたって心がけていることを書いてもOKです!
また以前〇〇メディアの案件をお請けしたことがあり、似た要件の記事制作を〇件以上こなしてきました。」
またご連絡をいただいた際には1日以内にご返信し、定期的に進捗を報告することをお約束します」
項目⑤補足と締めの文章
最後は補足と締めの文章です。補足では「摺り合わせたいこと」や「申し送り事項」を書きます。
- 金額は税別・税込どちらか摺り合わせたい
- 案件に関して打ち合わせが必要なら調整できる
- ご依頼いただいたら〇日以内に初稿を提出できる など
きちんと募集要項を読んでいない人は意外と多いので、これらを書くだけでも差別化になります。
ただし、提案文全体が長くなりそうなら書かなくてもOKです!(あまり数が多いと面倒くさそうな人に見えてしまうので)
最後に念押しの一言と「よろしくお願いいたします」を付け加えましょう。
・〇日までにご依頼いただけましたら5日以内に初稿を提出いたします
・税込み、税別はどちらになりますでしょうか?
最後に、やり取りの際は即レスを心がけておりますので、スムーズなコミュニケーションができるかと存じます。
必要に応じてZoomミーティングなどもできますので、お気軽にご連絡ください。ぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。」
提案文のテンプレート
必要な項目をまとめた提案文のテンプレートはこちらです。
適度に箇条書きや改行を入れて、全体的に見やすく仕上げましょう!
◆略歴
2014年 〇〇大学を卒業
2014年 〇〇会社に就職し営業職に従事
2019年 〇〇会社へ転職し営業職に従事
2020年 フリーランスライターとして独立
2021年 〇〇メディアの制作に携わる …
◆実績
・〇〇メディアにて記事を執筆
URL:~~~
・〇〇メディアにて記事を執筆
URL:~~ …
その他の記事はポートフォリオにまとめております。
URL:~~
◆自己PR
以前〇〇会社に勤めていた経験がありますので、今回の案件に関する知見があります。
また以前〇〇メディアの案件をお請けしたことがあり、似た要件の記事制作を〇件以上こなしてきました。
◆ご質問
仕事を進めるにあたって以下の点をご教示・ご確認いただけると幸いです。
・〇日までにご依頼いただけましたら5日以内に初稿を提出いたします
・税込み、税別はどちらになりますでしょうか?
ご確認よろしくお願い致します。
やり取りの際は即レスを心がけておりますので、スムーズなコミュニケーションができるかと存じます。
必要に応じてZoomミーティングなどもできますので、お気軽にご連絡ください。
ぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。」
上記を参考に、提案文を作るときは以下の点に気をつけましょう!
・どの案件にも出せるような提案文のコピペはしない
・提出前に推敲して誤字脱字チェックをする
・なるべく早く応募する。ギリギリになると応募者が殺到する可能性があるので
クライアントの心に刺さる提案文を作ろう
Webライターにとって提案文はクライアントと最初にやり取りする超重要な場です。
仕事がはじまるきっかけになるので、じっくり募集要項を読んで丁寧に作り込みましょう!
自分なりのテンプレートを持っておいて、その後は案件ごとにアピールポイントをカスタマイズするのがおすすめです。
本記事が少しでもお役に立てたら幸いです!