HSPの人は「社会に馴染めなくてみんなと同じようにできない。自分は社会不適合者なんだ・・・。」 と悩むことがあると思います。
しかし、本当にHSPは社会不適合者なのでしょうか?
その「社会」というのは一部の場所を指しているのではないでしょうか。
今回は「自分は社会不適合者なんだ」と悩んでいるHSPさんに向けて、そう思ってしまう理由と、心を楽にするための解決策をお伝えします。
HSPが社会不適合者といわれる理由
HSPが社会不適合者だといわれる(もしくは、自分でそう思ってしまう)理由は、周りの人と同じことを同じようにできないからです。
人よりも五感やストレスに敏感なため、他の人と比べたときに自分が劣ってしまうように見えるんですね。
わたしもHSPなので、以下のような経験をしたことがあります。
こういった経験をすると「何で自分は他の人と同じようにできないの?」と感じることが増えて「社会不適合者なのかも・・・。」と思ってしまいます。
さらに、他の人に指摘をされるとその概念は一層強くなります。
「なんで他の人みたいにできないの?」と人にいわれるとグサッときますよね。
HSPという概念をあまり知らない人は、あなたのことを他の人と比較してくるかもしれません。
そのような体験をすると「自分は社会不適合者なのかも」という思いは一層強まるでしょう。
HSPは社会不適合者ではない
自分は社会不適合者なのかも、と思うHSPの人に伝えたいのは「そんなことないよ!」ということです。
そもそも「社会不適合者」の「社会」とはどこを指しているのでしょうか?
もし自分が所属している会社などの環境を指すのであれば、会社なんて社会のたった一部分のはずです。
所属する社会を変える、もしくは範囲を狭めてしまえば、自分に合った環境に変わる可能性があります。
HSPはちょっと刺激やストレスに弱いだけです。
「自分の能力が発揮できる社会」にいけば、社会不適合者になることはありません。
解決策は他の人との違いが目立たない場所に行くこと
HSPの人が「自分は社会不適合じゃないかも!」と考えられるようにするには、他の人との違いが目立たない場所に行くことです。
たとえば、わたしの場合はガツガツ仕事している人が多い営業部から、ワークライフバランスを重視している人が多い事務部門に異動させてもらいました。
事務職は、こまかい仕事ができてミスが少ない人に向いています。
HSPは色々なことに気づく分、事務職という仕事はかなり合っているのでおすすめですよ。
わたしも営業のときは「なんでできないの?」といわれていたのですが、事務職になって「ゆらりさん優秀!」といわれるようになりました。
HSPに理解がある人がいると過ごしやすくなる
周囲にHSPに対する理解がある人がいると、さらに過ごしやすくなります。
「なんでできないの?」と言ってくる人と「HSPの人は疲れやすい」と知っている人では、まったく対応が違ってくるからです。
わたしは事務職の時に、同じくHSP気質の先輩がいたことで、お互い励ましあったり共感しあったりしながら仕事していました。
HSPという性質を知っている人や、HSP気質の人がいると「自分には理解者がいる」と思えて、少しは楽になるでしょう。
まとめ:HSPは社会不適合者なのは、今いる場所が合わないだけ
HSPは社会不適合者なのか?という疑問について深堀しました。
わたしもさんざん自分のことを社会不適合者だと思ってきましたが、環境を何度も変えて「社会不適合者じゃない!」と気づくことができました。
HSPは敏感がゆえに、今の環境に馴染めないだけなのです。
いる場所を変えるだけですごく楽に過ごせるようになるので、勇気をもって環境を変えることをおすすめします。
本記事の内容は以下の著書を参考にしています。
心や体が楽になる情報が詰まっているので、HSPの人はぜひ読んでみてください。