人一倍共感する力が強く、他人に気を使えるHSP(繊細さん)には、適職があるといわれています。その一つが事務職です。
そしてHSPの人は「事務職ってどんな感じなの?私にも向いてるのかな?」と考えている人もいると思います。
そこでこの記事では、HSP目線で見た事務職についてご紹介していきます!
HSPにとっての事務職のメリットやデメリットもお伝えしますので、自分の働き方をイメージしながら読み進めてみてください。
目次
HSPに事務職は向いているの?
一般的には、事務職はHSPの適職といわれているようです。その理由は下記のとおり。
- 外に出ないから体力を温存できる
- 繊細なHSPが能力を活かしやすい
- イレギュラーな仕事が少ない
- 人との関わりが少なく、作業がメインで心が楽
たしかに大体合っているような気はしますね。
これだけ見ると楽な仕事に思えますが、そううまくいかないのがHSPの深いところ。
次からは、私の経験をもとに感じたことをお伝えしたいと思います。
実際に経験してわかった、HSPから見た事務職の良い点
ということで、ここからはHSPにとっての事務職の良い点、悪い点をご紹介していきます。
HSPの人が事務職に就くメリットは色々あります。
私もそうでしたが、その前にハードな仕事をしていたら、一層メリットを感じられるはず。
それぞれの項目を解説していきます。
仕事のプレッシャーが少ない
こんなことをいうのもアレですが、事務職はプレッシャーがないぶん楽です。
もちろん日々の業務を責任をもってこなしていく必要はあるのですが、そこまで心の負担はないでしょう。
- 数字のプレッシャーもない
- 価格交渉に応じる必要もない
- 無茶な要望やクレームに対応することもない
言ってしまえば、右から来た業務を処理して左に流す、それが事務職です。
仕事のプレッシャーが大きくないため、気が楽なのは間違いないでしょう。
社外の人との関わりがないから楽
HSPは人と関わると疲れてしまうのが困るところです。
しかし事務職は社外に出ることはなく、人との関わりが少ないのが大きなメリットです。
もちろん社内の人とは関わりますが、社外の比ではありません。
社外の人とのコミュニケーションは予想以上に気を使い、疲れてしまいます。
たとえば営業なら
といったことに注力しなければいけません。
これらがうまくいかないと、毎月の売り上げが落ちてしまうのです。
しかし事務職になると、気の置けない職場の人たちとのコミュニケーションがメイン。
心持ちがまったく違います。
HSPならではの能力が活かせる
事務職がHSPの適職といわれるのは、能力を活かしやすいことが理由です。
実際のお仕事では、作業内容を隅々までチェックしてミスをなくすことが求められます。
つまり、こまかなところに気付くHSPにとっては超得意な分野なのです。
たんたんとミスのないよう作業をこなせるHSPは、事務職なら結果を出しやすいのです!
外出がなく体力を温存できる
事務職はほとんど外に出ることがないので、HSPの人は体力を消耗せずに済みます。
人混み、満員電車、クライアントとの商談など、外にはHSPの人が負担に感じる要素がたくさんあります。
人が多いところを歩いているだけで疲れを感じる人もいるのではないでしょうか。
そういったストレスがないのはかなり大きいですよね。
仕事で体力を温存できれば、夜の時間を遊び、買い物、習いごとなどにも使えて有意義です♪
実際に経験してわかった、HSPから見た事務職の悪い点
良い点を読んで「事務職いいかも!」と思った人もいるかもしれません。
しかし、悪い点も読んでよーく考えてみましょう!
他の業種にはない、事務職ゆえのストレスもあるのです><
詳しくみていきましょう。
社内の人間関係が命
事務職をうまく続けるには、社内の人間関係が良好であることが必須です!
関わる人がほとんど社内の人のため、少しでも合わない人がいるととっっっっっても辛いです。
私の場合はこんなことがストレスでした。
- 見下したような態度で接してくる営業
- 同じチームの女性の感情の起伏が激しい
特に事務職は女性が多いので、女社会でうまくやっていく能力も必要です。
HSPは空気を読むのが得意ですが、嫌われてしまったら元も子もありません。
これから事務職に就くHSPの人は、人間関係がキモになることをよく覚えておいてください!
色々な人から仕事を頼まれる
事務職は一見忙しくなさそうに見えますが、色々な人から依頼を受けます。
私は営業のとき、仕事中に色んな人から話しかけられるのがとてもストレスでした。
その後営業事務になりましたが、あまりその度合いは変わらなかったのです。
- 集中したいのに阻害されてしまうのが嫌
- 色んな人から話しかけられるのを負担に感じる
こういった人は、事務職になってもストレスを抱える可能性が大きいです。
ひとえに事務職といっても、かなり環境に左右されます。
1人で作業に集中できるか、あらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。
電話対応が負担
事務職はずーっと社内にいるので、電話に出る役目になることが多いです。
電話口で初めて話す人との会話はかなり緊張しますよね。
むだに口調が強い相手も多いですし。
そのため、気を使いすぎるHSPは、頻繁に電話がかかってくる環境だとかなり疲れてしまいます。
1日数回程度ならいいと思いますが、あまりにも受電回数が多い事務職はおすすめできません。
心身が疲弊してしまうので><
人の目が気になる
事務職に限った話ではありませんが、人の目が気になってしまうこともストレスの要因になります。
- パーテーションで区切られていない
- 人通りが多い通路側の席
こういった環境だと「人に見られている気がして、うまく仕事が出せない・・・」というHSPの人もいます。
私は、運よく人気がないすみっこの席で仕事できました。
開けたオフィスでの仕事や、人気が多い場所で作業に集中できないHSPの人は、この辺もよく加味しておきましょう!
HSPが働きやすい事務職の条件とは?
上記の良い点と悪い点をふまえると、HSPにとって働きやすい事務職の条件は以下のとおり。
- 対人関係が良好
- 仕事を任されすぎない
- 電話対応の頻度が低い
- 作業に集中できそうな環境
なかなかやってみないとわからないことばかりですね^^;
個人的には、この中で最重要なのは対人関係のよさだと思っています。
なぜなら対人関係がよければ、以下のように解決の糸口が見つかるからです。
すべての条件が満たされる職場なら完璧ですが、むずかしい場合は人間関係にフォーカスしてみてください。
まとめ:事務職の中でもHSPが働きやすい環境を選ぶのが大切
事務職への就職を考えているHSPの人に向けて、営業事務の経験からメリットとデメリットについて解説しました。
ポイントを再度みてみましょう!
HSPにとって事務職の良い点は・・・
一方で悪い点は・・
HSPにとって働きやすい事務職の条件は・・・
この中でも、対人関係が一番大切!
他の職種と比べると、HSPにとって事務職は働きやすいのは間違いありません!
しかし、環境に大きく左右されるのも事実です。
よく考えて事務職につくかどうか検討してみてください。
この記事を読んで「よし、挑戦してみよう!」と思った方はこちらからどうぞ!