たしかにHSPの人は「人一倍ストレスをためやすい」「五感が敏感」などの特性があり、デメリットが重視されがちですね。
でもHSPには、そうした性質からくるメリットもあります。
今回はHSPであることのメリットについて、思考・人間関係・仕事の3つの観点から解説したいと思います。
HSPのメリット~思考編~
HSPの思考におけるメリットを3つ紹介します!
こまやかな感性を持っている
まず、HSPは細やかな感性を持っています。
こんな感じで、日常の中にある些細なことに喜びや幸せを感じられます。
HSPではない人と比べて色々な情報を収集できる分、さまざまなことに気づき、ポジティブな感情になれるということです。
アート作品に深い感動を受けるのも、HSPのこまやかな感性がわかるメリットですね!
直感が鋭い
直感が鋭いのもHSPのいいところです。
感覚的に「自分にいいもの・悪いもの」がわかるので、お気に入りのものや環境を作りやすいのです。
日頃からたくさんの物事を観察しているからか、HSPは直観力が鋭いです。
HSPの人は、ぜひ自分の感覚を大切にしてみてください。
想像力が豊か
思考におけるメリットの3つ目は、想像力が豊かであることです。
HSPは一人で考える事や空想をめぐらすのが好きなため、ずーっと考え事をしていることもあります。
わたしも考え事をするのは好きな方で、ときどき一人で考える時間を取りたいタイプです。
HSPのメリット~人間関係編~
人間関係においても、HSPの繊細さは本領を発揮します。
どのようなメリットがあるのか見てみましょう。
人の気持ちに寄り添える
HSPの特徴として「共感するスキルが高い」といわれますが、これは大きなメリットです。
辛い気持ちをしている人や、悲しい思いをしている人の心に寄り添ってあげられるからです。
ただ、自分がマイナスの感情を持っているときに無理して寄り添う必要はありません。
心の状態がいいときや、自分にとって大切な人が困っているときは助けてあげましょう。
傾聴力が高い
HSPは傾聴力が高いので、自分の話をせずにずーっと人の話を聞くことができます。
これって人とのやり取りにおいてよくあることですよね。
相手が意見を述べてきたり、自分のことを例にとって話をすり替えたり。
話を聞いてもらえなくて、ストレスをためている人はたくさんいます。
HSPはそうした人の不満を解消してあげられるのです。
もちろん自分の調子がいいときや、話を聞いてあげたい相手に対してだけでOKです。
たくさん相手の話を聞いて、寄り添ってあげてください。
本質を考える
HSPは表面的な問題だけでなく、本質を考えることに長けています。
なにか問題があるときに原因や背景を考えて、突き詰めることが得意なのです。
深いところまで考えることができて、問題の本質を見抜けるのは、HSPの大きなメリットでしょう。
HSPのメリット~仕事編~
HSPは仕事においても必要とされる要素を持っています。
どのようなことが役に立つのか紹介していきます。
物事を丁寧に進める
HSPは物事を丁寧に進めるスキルを持っています。
質はそこそこでスピード感を求められる職場では苦労するかもしれませんが、質が重要な仕事をすることは得意なのです。
色々なことに気が付くので、ミスが少ないのもいいところです。
環境の変化に柔軟に対応できる
意外かもしれませんが、HSPは環境の変化に柔軟に対応できるといわれています。
他人の気持ちを推し量ることができて、五感が敏感であるために「どのように振る舞い対処するべきか」がおのずとわかるからです。
HSPは、新しい職場での人間関係や問題に気付くスピードはピカイチです。
その分、自分がどのような役割を果たしたらいいのかすぐにわかるから、新しい環境に対応できるというわけですね。
リスク回避が上手
HSPはリスク回避が上手です。
深いところまで考えて、先のことを予想するので「こうしたらミスが起こる」「トラブルのきっかけになる」といったことがわかります。
観察力が鋭い分、事前にリスク回避をする力も備わっているということですね。
まとめ
HSPであることのメリットを解説しました。
「HSP」という言葉はなんだか病気みたいで、ネガティブなイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、HSPであることは思考・人間関係・仕事などさまざまな面でスキルを発揮できるということでもあります。
わたし自身もHSPであることは強みだと思っていますし、HSPでよかったと感じることがたくさんあります。
HSPである読者のみなさんも、ぜひ前向きにとらえていただき、自分のいいところを大いに活かしてください。
HSPのメリットについてはこちらの本でわかりやすくまとめられています。
気になる人は手に取ってみてください。
今回はこのへんで終わりにします。