フォロワー4万人までSNSを育てたけれど、使うのをやめた理由

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ゆらり
フリーランスのライター・Webコンテンツクリエイター|まわりの人が今より少しゆるっと過ごせるような活動をしたいです|2024年に『ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕事 はじめかたBOOK』を出版|50株以上の植物を栽培中|銭湯・サウナ好き♨全国250軒訪問

今の時代、SNSを使うのは当たり前になっていると感じます。

企業も個人も、アカウントをつくって発信して、知ってもらう機会を増やす。こうした流れが広がり、私が身を置くライターの世界でも、SNSアカウントを持っていない人のほうが珍しくなっています。

私は2020年に独立して、その頃からXを中心にさまざまなSNSを使いました。全部あわせると4万人以上にフォローしていただいています。

が、最近はほとんどSNSを使わなくなりました。Xやインスタに限らず、「いいね」や「フォロー」の機能があるツールからは、一定の距離を置いています。

どの程度距離を置いているかというと、スマホのSNSアプリは全部削除しました。Webブラウザもログアウトしています。

ときどき仕事で必要になるので、週1回くらいログインします。でも、要件が終わったらすぐにタブを閉じるので、タイムラインを見ることはあまりしません。

今回はそんなSNSと距離を置いてみた経緯と、感じたことについてまとめます。

SNSをやめた理由

SNSをやめた一番の要因は「心が疲れる」と感じたことです。

私のまわりはやさしい人が多く、いいねやコメントをくれる知人がたくさんいます。

それはとてもありがたいのですが、お礼に「自分もいいね・コメント・拡散しなくては」と思うことが増えました。

でも、毎日たくさんの情報が流れてくるので、全部に反応するのは難しい。
取りこぼしたときに「いいねしてくれないんですね」「フォローしてもらえなくてショックです」と言われたこともありました。

SNSをやめたきっかけは、他にもいろいろあります。 

・攻撃的な投稿、刺激の強い投稿が頻繁に目につく
・前提条件や状況を理解していない人からあれこれ言われる
・他の人と比較してしまい、「自分はだめだなぁ」と感じる
・発信するとどうしても反応が気になってしまう
・周りから見張られているような気になる
・SNSの運営会社の方針があまり好きじゃない
・アルゴリズムのために発信するのはなんか違う気がする

もちろんSNSにはいい面もあって、私自身さまざまな恩恵を得られました。

たとえば、すてきな人たちと出会えたこと、フリーランスとして仕事を得られたこと、本を出せたことなど。

だから、他の人がSNSを使うことに反対するつもりはありませんし、「SNSをやめよう!」と主張する意図はありません。

「自分はSNSのメリットを十分享受したので、現段階では積極的に使わなくていいかなと思っている」というだけです。

今後考えが変わったら、またひょっこり現れるかもしれません。なので、アカウントは消さずに一応とっておいています。

SNSをやめてどうなったか

一言でいうと、頭のなかが静かになりました。他の人の言動を気にすることなく、自分の思うままに過ごせていると感じます。理由は以下。

・シンプルにまわりの状況を知る機会がない
・煽りを受けることが減った(これ知らない人はやばい、AIの進化がすごい、とか)
・周りに見られる、評価されることがなくなった

SNSを見ていたときは、いい意味でも悪い意味でも、自分と他人の境界線が曖昧でした。

くわえて、今は「人と関わるときはなるべくオフラインにしよう」と思うようになりました。

文章のみのコミュニケーションだと、相手の意図をくみ取りにくく、意見が行き違ったときにお互いモヤモヤすることが多かったからです。

それに個人的には、オンラインで大多数に情報を届けるより、オフラインで少人数とじっくり話すほうが充実感があります。

とはいえブログは書く

「SNSをやめるのならブログもやめればいいじゃん」という声が聞こえてきそうです。たしかに一理あります。

でも、SNSとブログはちょっと違う気がしていて。
SNSはいいね、フォロー、拡散機能がありますが、ブログにはありません。私にとってブログは、他人の反応を気にせず意見を発信できる貴重な手段です。

この記事だって、たくさんの人に読んでもらいたいわけではありません。こういう話をSNSでシェアするのは矛盾している気がするので、しません。(笑)

とはいえ、色々考えてスタンスがようやく固まったので、静かに意思表明してもいいかなと思い、記事を書きました。

SNSは強力な集客ツールになることも理解していますし、今後必要になればビジネスで使うかもしれません。でも、今のところは逆張りでいこうと思っています。目の前にある自分の世界を大切に過ごします。

最後まで読んでくださってありがとうございました。