さとゆみビジネスライティングゼミを受けてみた感想|自分はカエルでした

2025年1月〜3月の間に、さとゆみビジネスライティングゼミ(以下、さとゆみゼミ)を受けました。

ヘアライター、書籍ライター、講師など幅広く活躍してるいる佐藤友美(さとゆみ)さんが主宰するゼミです。

受講したきっかけは、お世話になっている先輩の中村昌弘さんが激推ししていたから。

しかし、さとゆみゼミの料金は26万円!今まで数十万円単位の講座を買った経験がないケチな私は、受講を決めるまでかなり悩みました。

が、せっかくなので気になったら行動あるのみ!と思い申し込んでみました。

ゼミが終わってもう3か月たってしまったのですが、この記事ではその感想をシェアします。

さとゆみゼミの概要 ※2025年6月時点

期間:1月~3月までの3か月
開催日:毎週火曜日か土曜日の午前中90分(申込時に火曜か土曜どちらかを選ぶ)。
開催形式:Zoomでリアルタイム受講。欠席の場合はアーカイブを視聴できる。最終講義は都内の会場で開催。
講義回数:全12回
費用:268,000円(税込み)

詳細は公式サイトからご覧ください。

さとゆみビジネスライティングゼミ

自分の課題をズビシと指摘してもらえた

さとゆみゼミを受けて変化したことは本当にいろいろありますが、最初にあげるのならこれ!

同ゼミでは毎回課題が出され、さとゆみさんから赤字のフィードバックをもらいます。

私は、最初の課題で書籍『運動脳』をすすめる記事を提出しました。たしか出だしはこう書きました。

みなさんは運動不足にお困りではありませんか?やらなければと思ってはいつつも、できていない人が多いのではないでしょうか?

その記事に対して、さとゆみさんがくださったフィードバック。

これは、本当に思っていることですか?よくある定型文のように見えますが、読者を目の前にしたら同じ言葉を使いますか?

赤字を見た瞬間「ぐはっ!」と叫んでしまいました。はい、たしかに定型文です…!おっしゃるとおりです…!

私はWebライターの仕事をずーーーっとしてきて、3000以上SEO記事を書いてきました。

その過程で、型通りの記事を書くことが当たり前になっていたんですね。

テンプレート以外の出だしで記事を書くことなんて、考えたことがありませんでした。

「課題だと思いつつも言語化できていなかったこと」をズビシと指摘いただいて、世界が広がった瞬間でした。

本当に書きたいことを考えるきっかけになった

ひとつ前の話と少し被りますが、さとゆみゼミを受けてから、記事を書くたびに「本当に私はこう思っているのだろうか?」と考えるようになりました。

それらしい定型文にそっているだけで、本心ではないうわべの言葉を使っているのではないか?そう思うとスムーズに記事を書けなくなり、困りました(笑)。

けれど、以前と比べると、少しは言葉と丁寧に向き合るようになったと感じます。

取材で「すごい」「素敵」「めっちゃいい」など漠然とした言葉が出てきたときも、もっと具体的な表現にできないかと考えるクセがつきました。

くわえて、ライターとして書きたいジャンが見つかりました。現在は、趣味で続けていた銭湯・サウナ・植物ジャンルの記事をWebメディアで書かせてもらっています。

好きなジャンルに携わりながら記事を書けるのは、控えめにいって最高すぎます。

さとゆみゼミで学ぶメリットは他にもいろいろ

  • ライターとして書くだけでなく「聞く姿勢」も改まる
  • 第一線で活躍しているライター、編集者の話を直接聞ける(さとゆみさんに加えて、ゲストによる講義がある)
  • さとゆみゼミの仲間ができる
  • CORECOLOR(ゼミ卒業生のWebメディア)に携われる

3か月のゼミが終わったから解散!とはならず、その後もずっと卒業生グループのつながりを持てるところも、このゼミのすてきなポイントだと思います。

卒業生が口をそろえていう「課題が大変」

事前に卒業生の方から話を伺って覚悟はしていたのですが、本当にヘヴィでした…!

課題を出す前から「ああ課題やらないと!」と焦り、出したあとも「あの内容でよかったのだろうか…」と悩む。3か月間ずっとこんな感じでした(笑)。

課題はレポート記事やインタビュー記事、企画書など色々なパターンがありました(期によって課題内容は変わるかも?)

完全に個人的な事情なのですが、ゼミの期間中に引っ越したときは本当に時間がなくて大変でした(汗)

朝起きてすぐにパソコンを開いて1時間ほど記事を書き、締切数分前に提出した日もありました。がっつり取り組めなかったのが悔やまれます。

スポーツの部活動のようなゼミ

さとゆみゼミを受けて「文章を書くトレーニングはスポーツ系の部活に似ている」と感じました。

同ゼミは、ライターとしてビジネスの場で書くことを想定しているので、好き放題書いていいわけではありません。クライアントや読者が求める内容を書くことが求められます。

ですので、記事がゴールから大幅にそれている場合、じゃんじゃか赤字が入ります。

たとえるなら、バスケ部でコーチが生徒に対して「シュートフォームが正しくない。やり直し!」と指摘するのと同じ感じでしょうか(イメージの話)。

一応言っておくと、決してさとゆみさんから心無い言葉を浴びせられたわけではないですよ!

ゼミでズビシと指摘をもらって直していく一連の流れは、なんだかスポーツの部活動みたいだなと思ったのです。

当たり前ですが、ライターとして文章を書くためには、それなりのトレーニング必要なんですよね。

「自分はライターとしてやってこれているぜフフフ」と思っていたのですが、完全に井の中の蛙でした

最初は軽く絶望しましたが(笑)、今ではまだ伸びしろがあると前向きにとらえています。

愛情深いあたたかなゼミ

ゼミを受けるまで、「さとゆみさんってどんな人なんだろう?」とちょっと不安でした。

オンラインセミナーを受けたり、本を読んだりはしていましたが、直接がっつり話したことはなかったんですよね。

いざゼミでフィードバックをもらうと、容赦ない赤字が入っていて原稿は真っ赤。

「自分は全然ダメだなあ」「でもこんなに頑張ったのだから、少しはほめてほしい!」と、複雑な気持ちが入り混じり「うぅ…」と呻くときもありました(笑)。

でもひとつ確かなのは、さとゆみさんはとっても愛情深い方だということです。

同ゼミで学ぶと、文章の書き方を教われるだけでなく、心がじんわりと温かくなる効果があります。人によってはメラメラと燃えるような温かさを感じるかも。

そんなさとゆみさんが主宰しているからか、集まったメンバーも温かい人たちばかりで、ときどき集まってごはんや作業会をしています。

アラサーになり「友達ってどうやってつくるんだっけ状態」に陥った私にとって、こういうコミュニティがあるのは本当にありがたいことです!

酸いも甘いも(?)色々な思い出がありますが、さとゆみゼミで学んでよかったなぁと心から思います!

ゼミの受講から3か月たって

さとゆみゼミの内容はめちゃくちゃ濃密で、そのときに消化しきれなかったこともたくさんありました。

ゼミを終えて3か月くらい経って、「あっ!さとゆみさんが言ってたのはこういうことか~」と、わかることがちょっとずつ増えています。

こうやって、長い期間をかけて内容を反復していくのも、同ゼミの特徴かも?なんて思ったりしました。

まだ企画を出せていないのですが、近い将来、卒ゼミ生のメディア”CORECOLOR” で記事を書けたらいいなあ!書けたらまた報告します。

ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!