温泉ソムリエの資格を取得してみた! かかる費用や難易度は?

温泉にまつわる資格を取ろうと思ったら、おそらく知ることになるであろう「温泉ソムリエ」。

なんだかプロフェッショナルぽい響きですよね。最近仕事で銭湯の取材をはじめたので、今後役に立つかも?と思い取得してきました。

今回はその感想をまとめます!

温泉ソムリエとは

温泉ソムリエとは、温泉百貨店(株式会社ツーリストサポート)が提供する民間資格です。温泉の特徴や種類、正しい入浴法など、温泉にまつわる知識を学べます。

取得する条件は、セミナーを受講するだけです。

特に試験はなく、受講すれば全員が温泉ソムリエの認定をもらえるので、難易度はやさしく取得しやすい資格といえます。

できるだけラクに温泉の資格をとりたい!勉強は大変だからなるべくしたくない!動画講座は1人だと見る気にならないからリアルセミナーがいい!

こんな人にはピッタリです。(まさに私)

ちなみに私は、横浜で開催された1日限定のプランに申し込みました。

数日間にわたって、温泉地に宿泊してセミナーを受けられるプランもあるようです!

基本情報 ※1日だけのセミナーの場合

料金:26,400円(税込)
開催場所:全国※公式の開催日程をご覧ください
開催形式:リアルセミナー
時間:13時~17時
持ち物:筆記用具、A4のテキストが入るカバン(当日資料とテキストを持ち帰るため)

詳細は公式サイトをご覧ください。

温泉ソムリエの取得にかかる料金

温泉ソムリエの1日セミナーの費用は26,400円(税込み)でした。

個人的には「おお・・・結構な値段がかかるんだなぁ!26,400円という数字は「風呂良い」的な言葉とかけているのかな」と、いろいろ考えてしまいました笑。

でも1日で資格を取得できて、その後の仕事にも役に立つのなら受けて損はないかなと思います。

温泉ソムリエのセミナーの流れ

当日は以下の流れですすみました。

STEP

12:50までに会場集合。事前説明開始

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13:00からセミナー開始。温泉の基礎知識、正しい入浴法、温泉分析書の読み方など

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16:40から認定式

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17時に終了

セミナーのコマは全部で4つ×50分あり、あいだに10分の休憩をはさみます。

私が申し込んだ回は、温泉ソムリエ家元の遠間和広さんが講師を担当されていました!

「いえもと?家元って何?」と思ったのですが、どうやら温泉ソムリエという資格をつくった権威ある方のようです。途中で、弟子の方のセミナーもひとコマありました。

温泉ソムリエ認定セミナーを受講した感想

長丁場のセミナーでしたが、温泉のさまざまな知識を学べておもしろかったです!

特によかったのは、温泉の認定条件を学べたところ。

最近私は仕事で、温浴施設の取材記事を書くことがあります。施設で温泉がわいている場合、どんな泉質でどんな適応症があるのかを、なるべく詳しく書くことが求められます。

知識がないまま取材すると「ほう、ここは温泉が湧いてるのか!なんかすごいなぁ」くらいの解像度になるので、記事の質としては微妙です。

が、温泉ソムリエになった今は「pH8.2か!かなり数値が高いな。ということは弱アルカリ性の美肌温泉か!」とわかり、正しい知識にもとづいた情報を書けるようになりまました。

温泉分析書をみて「ほう!ナトリウムイオンとカルシウムイオンの数値が高いのか。ちゃんと泉質名に反映されているな」など、やや深い読み方もできるようになっています(それがどうなるのかまではよくわかっていない)

また、セミナーを受けると、温泉ソムリエの分厚いテキストをもらえます。そのボリュームはなんと470ページ!

このテキストを読めば、記事を書くうえでわからないことがあったときに辞書のような役割を果たしてくれるでしょう。

「私は温泉ソムリエです!」という言葉がおでこの位置にくるフェイスタオルももらいました!(笑)

温泉ソムリエ認定セミナー当日の雰囲気

横浜の会場には40人くらいの方がいました。年齢は20〜50代くらいまで幅広かったと思います。

13〜17時までと長丁場ですが、講師の方がユーモアをまじえて話されていたので、セミナーに飽きることはなかったです。

パワーポイントを使わず話術だけで講義がすすむので、面白おかしくつつがない話ができるのはすごいなあ~!と思いながら聞いていました。

個人的には、家元の先生は毎日温泉に入っているそう。ただ、温泉がない場所に遠征するときは、温泉と成分が近くなるよう、ホテルのお風呂に入浴剤をたくさん入れるのだとか。

本当に温泉が好きなのだなあということが伝わってきて、ほっこりしながら受講しました。

セミナーの最後には認定式をおこない、全員が温泉ソムリエの認定証を授与されます。

ただ卒業式のように全員に渡す時間はないので、代表者が1名呼ばれます。私は五十音順で一番目だったので、代表に選ばれ、みなさんの前で授与していただきました。ちょっと緊張しましたが嬉しかったです!

温泉ソムリエの資格はどんな人向きか

温泉ソムリエは、おそらく「超有名な資格」ではないと思います。多分、職務経歴書に書いても「ほう、そういうのあるんだね」くらいの反応になるはず。

でも、温泉が好きで見聞を深めたい人や、そういう分野の仕事をしている人であれば、今後に活かせるのではないかと思います!

私は仕事で温泉施設の記事を書くことが増えてきたので、正しい知識を伝えるために受講しました。

そんなに権威性はないかもしれませんが、温泉ソムリエになってよかったと思っています。

また、温泉ソムリエのコミュニティがあるようなので、温泉好きな人と交流したい人にも向いているかもしれません。まさに推し活!ですね。

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました~